Vision

次のステージでも変わらぬ製品力とブランド力を。

2021年7月30日の上場は、AIメカテック設立時からの我々の目標でした。この度の上場でパブリックカンパニーとなったことで、まずはお客様、協力会社様に安心していただけたのではないかと思っております。
また、今回新たなステージへ踏み出し、更なる成長と発展を遂げる大きな機会を得られたことで、これからの新生AIメカテックの更なる企業価値向上を実現して参ります。

振り返れば、当社は日立製作所から独立してAIメカテックとして新たに生まれ変わった当初、そのブランド面に対して多少の心配もあったものでした。しかしながら、お客様、協力会社様から技術力やこれまでの実績を評価いただき、以来変わらずお付き合いを続けていただいて来たことは、AIメカテックの誇るべきブランド力の証左であると自負しております。
当社は、設立よりLCD事業関連の製造設備をお届けすることで、社会やお客様に貢献してきました。特に、我々が開発したODF(One Drop Fill)という設備は、液晶テレビの普及や大画面化の流れの起点となりました。
BtoB企業として、お客様のご要望に対応し、タイムリーで高品質な製品を迅速に開発・製造することに加え、その製品の設置・セットアップ、あるいはその製品の寿命が終わるまで責任を持って十分なケアを持続的に行うこと。この積み重ねによって、さまざまなお客様と強固な信頼関係を結ぶことができたのも当社のブランド力であり、また同時に製品力なのだと実感しております。

代表取締役社長 阿部 猪佐雄
代表取締役社長 阿部 猪佐雄

全員で飽くなきチャレンジを

龍ケ崎の生産拠点がスタートして30年ほどが経ちますが、そこで我々は、お客様視点で新技術にチャレンジし、タイムリーに開発・製品化する推進力と諦めずに続ける持続力、そして技術の蓄積、製品に対する愛があってはじめて、事業を継続していけるのだと実感しています。このことは若い社員を含めて現在AIメカテックのDNAとなって全員に浸透しており、またそれが競争力の源にもなっていると考えています。
今後、更なるAIメカテックの持続的な成長のために、これまでのLCD事業中心から製品や事業のポートフォリオを多様化し、市場の変動による影響を最小限に抑えるために更に構造改革を進めています。
従いまして、現在好調な半導体パッケージ製造向けマイクロボール搭載システムに代表される「半導体関連事業」、プレミアムデイスプレイや車載用パネル向けに用途拡大している産業用IJPを適用した設備に代表される「IJPソリューション事業」、現在も堅調に推移している「LCD事業」を中核事業と位置づけ、これら3本柱の事業を太く大きくすべくAIメカテックのDNAにより積極的な事業展開を図り、より安定的な経営基盤の構築をしていく予定です。

我々は「AIメカ船」という一つの「船」として、全員がその一員であるという自覚を持って協力しあい、「難破」することなく、この荒波を進んでいかなければならないと考えています。全員が同じ仲間であり、また同じ家族である意識を持ち、日頃から組織上の肩書きにとらわれることなくコミュニケーション・対話を行えるような風通しの良い組織づくり、いざというときは助け合う家族的な社風づくりを心がけております。

様々な関わり合いから、大きな成長・発展を

企業とは、そこで働く人々(従業員)や株主だけでなく、顧客、取引先、金融機関、地域社会、行政機関など、多くのさまざまな人々と関わり合いながら活動をしているものです。目先の利益や目標ではなく、企業を取り巻く皆様とより良い関係を築いていくことによってこそ、長き将来に渡って成長し、発展していけるものだと考えています。
当社全員が持っている「プロ」としての意識とは、自身の技術・知識・経験にかかわらず、いかなる環境・状況であっても相手(お客様・次工程の人、関係者)の期待を超える成果を出そうと考える意識です。また、現状に満足せず、どうしたらお客様は喜んでもらえるだろうか、満足してもらえるだろうか、わかりやすいだろうか、常に創意工夫に努める意識です。
それを可能にするためには、各々が常に自身の持つ基準を高めておかなければなりません。仕事に関わる準備だけではありません。広く視野を持ち、部署、社を超えて、さまざまなことに関心を持ち、またよく学び続けなければなりません。
当社は、お客様に信頼・支持されるグローバルな企業を目指し、また人々の生活をより便利に、より豊かにすることで社会に貢献し続けるような企業を目指します。お客様の要望をすぐに具現化して製品化できるという強みを、今後もフルに活用して、社名にもある通り「Advanced and Innovative Technology(先進・革新技術)」で、新しいものを生み出し続けていきたいと考えています。