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龍ケ崎市こぼれ話

龍ケ崎ってどこ?

私達の本拠地である龍ケ崎市は、東京の北東に位置する茨城県の南部にあります。東西約12キロメートル、
南北約9キロメートル、面積は78.55平方キロメートル、人口数でいうと全国で340位の8万人弱の小さな市ですが、地図で見ると「日本列島のほぼ中央」ということもでき、
世界有数のビッグシティTOKYOのベッドタウンでもあります。
世界一の高さの牛久大仏で有名な牛久市のお隣です。
しかし、地図をご覧いただけるとわかるとおり「牛久沼」はなぜか龍ケ崎市の中にあります。

北部は龍ケ崎ニュータウンやつくばの里工業団地などの開発による都市化が進んでおり、
南部は鬼怒川と小貝川に挟まれた沖積平野で、豊かに水田が広がる穀倉地帯。
西の牛久沼には冬、白鳥が飛来する自然豊かな環境です。
年平均気温も平均摂氏14度程度、年間降水量は1,000ミリメートル程度。
降雪は少なく気候に恵まれた土地でもあります。

龍ケ崎の「龍」と「ケ」

龍ケ崎の地名になっている「龍」の字。しかし関東鉄道の駅名は「竜ヶ崎」。どちらが正しいと思いますか?
この問い合わせは市にも多いらしく、ホームページに説明が載っています。
それによると、いずれも間違いではなく、市の刊行物でも「龍」と「竜」が混在していた時期もあった、との記載があります。
これは「龍」の文字が常用漢字でなかったことから便宜上「竜」の文字を使っていたという事情があるようですが、
平成8年には「龍」の字に統一されているそうです。ちなみに「ケ」は、大文字か小文字か?という
問い合わせも多いらしく、市としては大文字を使用する、ということで表記が統一されています。

「竜」の文字も古い?

一方、関東鉄道竜ヶ崎線の前身である竜崎鉄道は1900年開業。
常用漢字の概念のなかったその頃でも「竜」の字が用いられています。
調べてみると「龍」の新字体が「竜」だと思っていましたが、
「竜」の文字が近年作られた文字、というわけではなく、古くから使われていることがわかりました。
ですから、関東鉄道の駅名も昔から「竜ヶ崎」だったのですね。

龍ケ崎の地名の由来

地名の由来は、竜巻が多い土地柄だったから、とか町の形が龍を思われせるから、
あるいは鎌倉時代以降この地を治めたのが龍崎氏という一族だったから、など諸説あります。
中でも印象的なのが「龍が降ってきた地の先にあるから」という言い伝え。
昔、干害で苦しむ農民の祈りに答え、沼の主である「龍」が雨を降らせました。
7日後、龍の体が3つに裂け天から降ってきました。
その場所には人々を救った龍を手厚く葬るため「竜角寺」「竜腹寺」「竜尾寺」という寺ができ、
その龍の体が落ちた先の土地だから「龍ケ崎」となった、という説です。
日本昔話に出てきそうなお話で、ロマンを感じますね。

参考ページ

・龍ケ崎市
https://www.city.ryugasaki.ibaraki.jp/index.html

・龍ケ崎市観光物産協会
https://www.city.ryugasaki.ibaraki.jp/kanko/kankokyokai/more-ryugasaki/mamechisiki/index.html

・関東鉄道
http://kantetsu.co.jp/train/station_ryugasaki.html

・漢字文化資料館(大修館書店)
http://kanjibunka.com/kanji-faq/old-faq/q0336/

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